英検準1級とは?レベル・合格点(CSE)・2級との違いを解説
英検2級に合格すると、次の目標は準1級です。ただ、準1級は「2級の少し上」ではありません。単語の難しさも、ライティングの語数も、リスニングの形式も一段上がります。
この記事では、準1級のレベルと合格点、試験の構成を整理し、2級と何が違うのかを具体的に比べます。勉強を始める前に、どこに時間をかけるべきかが分かるはずです。
英検準1級のレベルは「大学中級程度」
英検準1級は、最上位の1級の一つ手前の級です。英検協会は目安を「大学中級程度」としていて、CEFR では B2 に対応します(2級は B1)。
B2 は、社会問題や科学の話題について書かれた文章の要点をつかみ、自分の意見を理由とともに述べられるレベルです。実際の準1級でも、長文や英作文のテーマは環境・医療・テクノロジー・教育・ビジネスなどが中心です。
試験の構成(一次 120 分+二次 約8分)
一次試験は筆記(リーディング・ライティング)90分とリスニング約30分です。
- リーディング:短文の語句空所補充 18 問、長文の語句空所補充 6 問、長文の内容一致選択 7 問
- ライティング:英文要約(60〜70 語)1 問、意見論述(120〜150 語)1 問
- リスニング:第1部 会話 12 問、第2部 説明文 12 問、第3部 Real-Life 形式 5 問(放送はどれも 1 回)
一次に合格すると、二次試験の面接(約8分)に進みます。4 コマのイラストを 2 分で説明するナレーションと、4 つの質問に答える形式です。
合格点は一次 1792 / 2250、二次 512 / 750
英検は正答数をそのまま点にせず、技能ごとに CSE スコアに換算して合否を決めます。準1級はリーディング・リスニング・ライティングがそれぞれ 750 点満点で、一次の合格基準は 2250 点中 1792 点です。二次は 750 点中 512 点です。
ここで大事なのは、3 技能が同じ重さだということです。リーディングは 31 問あるのに、ライティングはたった 2 問。それでも点数の重みは同じなので、ライティング 1 問の出来が、リーディング十数問分に相当します。準1級ではライティングを後回しにしないことが合格の近道です。
2級との違いは「語彙」「ライティングの語数」「Real-Life」
- 語彙:短文の語句空所補充は 2級の 17 問から 18 問に。正解になる単語のレベルが大きく上がり、句動詞も多く出ます。準1級でいちばん差がつくところです
- ライティング:要約は 45〜55 語から 60〜70 語、意見論述は 80〜100 語から 120〜150 語に増えます。準1級の意見論述は、示された 4 つの観点(POINTS)から 2 つを使って書きます
- リスニング:2級の 2 部 30 問から、3 部 29 問に。第3部の Real-Life 形式は、問題冊子の状況と質問を読んでから、留守番電話や館内放送を聞いて答える新しい形式です
- 筆記の時間:85 分から 90 分へ 5 分増えますが、読む量と書く量の増え方のほうが大きく、時間は 2級より厳しく感じます
何から始めるか:まず単語、並行してライティング
2級合格直後の人がつまずきやすいのは、短文の語句空所補充です。選択肢の単語を知らなければ、文脈が分かっても選べません。まずは準1級の単語を頻出順に進めましょう。
同時に、ライティングは早めに型を作っておくと伸びが早い分野です。準1級のライティングで要約と意見論述の模範解答を読み、自分でも書いてみることをおすすめします。試験の細かい情報は準1級ガイドにまとめています。